こんにちは。
大虎工房です。

虹のユグドラシルのシナリオ紹介、今回は第2回です。
世界樹ユグドラシルの麓で出会ったウェルトとノルン、世界の記憶を解放していく彼女たちの冒険がいよいよはじまります。

<アーカイブ>

⇒第1回

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<登場人物>

・ウェルト

記憶を失っている 主人公の少女
滅びたこの世界に何が起こったのか
その記憶を解放する為 ユグドラシルを登っていく

・ノルン

世界樹虹のユグドラシルの自称女神
ウェルトを虹のユグドラシルの上層へと導く

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<第1階層:世界の記憶>

―フロア1―

ノルン:さぁ、ウェルト。いよいよ冒険の始まりだね!
ノルン:まずは、この女神様がユグドラシルに関して、簡単に説明をしてあげよう!
ウェルト:知っている事となると、調子がいいのね……。
ノルン:ユグドラシルは複数の階層に分かれているんだ。今いるここは第1階層ってわけだね。
ノルン:さらに各階層は複数のフロアから構成されている。
ノルン:そして、各階層の最終フロアには必ず1つ、世界の記憶が封印されているんだ。
ウェルト:各階層に、記憶が1つか……。それを集めていけばいいのね?
ノルン:簡単に言うとそういうことだね!でもまぁ、一筋縄ではいかないよ?
ノルン:階層を上がるごとに、さっき戦ったバグたちもどんどん強くなっていくからね。
ノルン:そしてユグドラシルの内部は、入るたびに毎回データ構造が変化するんだ。
ノルン:まさに迷宮ってやつだね。
ウェルト:う……。やっぱりちょっと不安になってきたかもしれない。
ノルン:大丈夫、大丈夫!バグにやれれちゃっても基本的には大丈夫だから!
ウェルト:え?どういう事?
ノルン:仮にユグドラシル内で倒れてしまっても、死んだりはしないって事さ。
ノルン:ユグドラシルでの戦いは“概念としての戦い”。
ノルン:感情の力で戦っているのであって、肉体が物理的に傷つくわけじゃあないのさ。
ウェルト:うーん。何かわかったような、わからないような……。
ウェルト:でもじゃあ、倒れてしまったらどうなるの?
ノルン:ユグドラシルに拒絶されて、その階層から追い出されちゃうね。
ノルン:まぁ、何度でも挑戦はできるから、そこは安心していいよ。
ノルン:ただし、デメリットはある。その階層で手に入れたアイテムを失ってしまうのと、
ノルン:あとは――
ウェルト:あとは?
ノルン:けっっこうー、痛い!
ウェルト:なんで!?肉体は傷つかないって言ったよね!?
ノルン:感情の力で戦っているからね。「心が痛い」なんて表現、あるでしょ?
ウェルト:…………。
ウェルト:絶対、やられたくないわね。

チュートリアル:HPが0になるとゲームオーバーとなります。
チュートリアル:そのプレイで手に入れたアイテムは失われてしまうので注意しましょう。

―フロア2―

ウェルト:はぁ、はぁ……あ、あれ。戦って傷ついてもたちまち治っていくわ……?
ノルン:気づいたかい?ユグドラシルの中では自動的に体力が回復する。
ノルン:ピンチになった時は一度逃げて、体力を回復させるというのも戦術なのさ。
ウェルト:なるほど。慎重に戦うことも大事なのね……。
ノルン:ただし、ユグドラシルでの活動には代償もある。感情の力が徐々に減っていってしまうんだ。
ノルン:感情の力はユグドラシル内で最も重要な力。慎重かつ素早く探索する必要があるのさ。
ウェルト:感情の種子を拾いながら色を維持しつつ体力にも気を使って進むって事ね。

チュートリアル:ユグドラシル内は特殊な空間です。
チュートリアル:一定時間、歩くごとにHPが徐々に回復し、RGBが減少していきます。

―フロア3―

ノルン:あー、そうだ忘れてた! ボク以外にもウェルトをサポートしてくれるものがあった。
ウェルト:さっきの回復もそうだけど、そういう事は早めに言ってほしいのだけれど……。
ノルン:まぁまぁ、あ、ほら見て!あれさ、あれ!
ウェルト:あれは野菜……? それに果物……?
ノルン:まぁ地上に存在した本物とは別物だけどね。
ノルン:このユグドラシルには、様々なアイテムが存在しているんだ。
ノルン:それぞれに独自の効果があって、うまく使えば戦いの助けになると思うよ!
ノルン:ふふーん!これでも君が来る前に色々と調べていたからね。
ウェルト:へー。それで、どんな効果があるの?
ノルン:そ、それはー。まぁ、使ってみてのお楽しみさ!
ウェルト:本当にちゃんと調べたのかしら……。

チュートリアル:アイテムを使用すると様々な効果が発生します。
チュートリアル:ITEMボタンからアイテムタブを選択し、タッチする事で使用できます。
チュートリアル:全ての所持品はアイコンを長押しする事で、効果の詳細を確認できます。

―フロア4―

ノルン:最終フロアが近づいてきたようだね。
ウェルト:この先に……世界の記憶が?
ノルン:うん、そうだね。でも気を抜いちゃあだめだよ?
ノルン:最終フロアへと通じる道は封じられているんだ。その封印を解くにはバグを倒さなきゃあいけない。
ノルン:ボクも1度だけ見て逃げた事があるけど。巨大なS級のバグが発生する時もあるのさ!
ウェルト:まるで、フロアの進行を阻むボスみたいね……。というか、ノルン……逃げたのね……。
ノルン:そりゃあ逃げるよ!何てったってボクは戦えないからね!
ウェルト:そんな胸を張って言える事じゃないと思うけど。

チュートリアル:最終1歩手前のフロアについて。
チュートリアル:ゴールが封印されている場合、敵の全滅やボスの撃破といった条件によって解放されます。

―フロア5―

ウェルト:はぁ、はぁ……。何とかたどり着いたわ……。
ノルン:うん、見事な戦いぶりだったよ、ウェルト。
ノルン:ここが、この第1階層の最終フロア。世界の記憶、そのカケラが封じられた場所さ。
ノルン:さぁ、一緒に触れよう、ウェルト。記憶の封印を解くんだ。
ウェルト:――これは!?世界の記憶が流れ込んで……!?

“星の息吹は鼓動となり――大いなる世界は、その日誕生の産声をあげた。”

ウェルト:これは……。この世界が誕生した、その時の記憶……?
ノルン:なるほど、ここは第1階層。世界の始まりの記憶が封じられていたみたいだね。
ノルン:ユグドラシルの知る、最も古い記憶……。それがこの星の誕生なんだろう。
ウェルト:でも、この記憶のカケラ……描かれている模様が何か無機質な感じ。
ウェルト:星の誕生の記憶が描かれているようには、ちょっと見えないわね……。
ノルン:うーん、そうみたいだね。
ノルン:真の記憶を鮮明に蘇らせて絵にするためには、もっと違う力が必要みたいだ。
ウェルト:なんだろう、違う力って?
ノルン:例えば――かつて存在した“人”の力を借りる、とかね?
ウェルト:な、何?それ……オカルト??

チュートリアル:星の息吹は鼓動となり――大いなる世界は、その日誕生の産声をあげた。
ウェルト:これは……。この世界が誕生した、その時の記憶……?
ノルン:なるほど、ここは第1階層。世界の始まりの記憶が封じられていたみたいだね。
ノルン:ユグドラシルの知る、最も古い記憶……。それがこの星の誕生なんだろう。
ウェルト:でも、この記憶のカケラ……描かれている模様が何か無機質な感じ。
ウェルト:星の誕生の記憶が描かれているようには、ちょっと見えないわね……。
ノルン:うーん、そうみたいだね。
ノルン:真の記憶を鮮明に蘇らせて絵にするためには、もっと違う力が必要みたいだ。
ウェルト:なんだろう、違う力って?
ノルン:例えば――かつて存在した“人”の力を借りる、とかね?
ウェルト:な、何?それ……オカルト??

チュートリアル:記憶のカケラに関して①
チュートリアル:ホーム画面のGALLERYタブから記憶のカケラのアイコンをカスタマイズできます。
チュートリアル:画像を取り込み、拡縮で調整ができます。画像はカケラの種類ごとに登録する事ができます。
チュートリアル:記憶のカケラにあった写真や画像を登録してあなただけの、世界の記憶を紡いでみて下さい。

ノルン:ともかく――。
ノルン:おめでとう、ウェルト!世界の記憶のカケラ、1つ目を回収完了だ!
ウェルト:何とか、なったわね。はぁ、一気に疲れちゃった。
ノルン:新しい事ずくめだったからね。ついでにもう1つ、ウェルトに良い情報さ!
ウェルト:……何?だから重要な情報は先に言ってって……。
ノルン:いやいや、違う、違うよ!今手に入れた、記憶のカケラの話さ。
ウェルト:?
ノルン:記憶のカケラもユグドラシル内の戦闘でウェルトに力を貸してくれるんだ!
ウェルト:!?封印を解放して回収するだけじゃないのね!
ノルン:今ウェルトができるのは、その槍による攻撃だけだよね?
ウェルト:ええ、まぁ……。え、それって!?
ノルン:そう、記憶のカケラの力を借りれば、様々なスキルを発動する事ができるのさ!
ノルン:各階層で手に入る記憶のカケラは、それぞれが別の能力を持っているんだ。
ウェルト:記憶を解放しながら、私自身強くなれる。まさに一石二鳥ね。
ノルン:ただし、気をつけなくてはいけない事もある。
ウェルト:気を付けないといけない事?
ノルン:記憶のカケラの能力発動には、感情の力がコストとして必要なのさ。
ノルン:むやみやたらに使いまくっちゃぁダメって事だね。

チュートリアル:記憶のカケラに関して②
チュートリアル:ITEMボタンからカケラタブを選択し、タッチする事で発動できます。
チュートリアル:発動したスキルはバトルメイン画面に記憶されSKILL1、SKILL2からも使用できます。
チュートリアル:持ち帰れる資産に関して
チュートリアル:装備などのアイテムは持ち帰る事ができます。また、持ち込む事も可能です。

チュートリアル:ダンジョン選択後にアイテム画面が表示され持ち込むアイテムを選択する事ができます。
ノルン:よし、この調子で階層を進んでいこう!
ウェルト:ええ、なんだかやれる気がしてきたわ!行きましょう、ノルン!

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第1階層はゲームのチュートリアル的な側面が強いですが、それをシナリオに沿った形で表現しています。
ウェルトやノルンのキャラクター性も感じとっていただけたのではないでしょうか。

次回は第2階層と第3階層のシナリオをお届けします、お楽しみに。

それでは!